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Petit Labo 2014

Talk about my works / no.2

ではでは、続きを。

 

私は今も建築デザインに関わっていますが、

私は『建築物』よりも『人』に、より興味がありました。

というよりも、思考の対象は最終的に『人』になると思います。

だから、作るものも『人』や『擬人化した動物』になってしまいました。

あるがままを作りたかったから、今の表現に至っています。

(このジャンルによく見られる、奇抜さや可愛さを強調するような表現は

なるべく排除して)

では、『あるがまま』を表現する為のポイントとは。

実は以下の2点だけです。

 

①顔や身体は左右対称ではない→ゆがんでる

②正面を向いていること(見ていること)はほとんどない

 

①について

目、耳、手、脚などは数は左右対称ですが

厳密な位置、長さなどは完全な対象ではないようです。

私の顔も完全な左右対称ではありません。

初めてメガネをかけた時、フレーム越しの目の位置が左右違っていて、

「メガネがゆがんでいる」と思っていましたが、

どのメガネをかけても同じ結果。

『人の身体は完全な左右対称ではない』という情報は知っていましたが、

実際自分自身の左右の目の位置が違っているという事実は

かなり衝撃だったのを覚えています。

 

②について

身体は正面を向いていても

正面を見据えていることって意外に少ない。

街に身を置けば、マンウォッチングや景色など、色々目移りするし。

逆にまっすぐ前しか見てない状態はなんだか人形の様で

かえって薄気味悪いかな?

『目は口ほどにものを言う』と言いますが、

まっすぐ見据えていないが為に、

それを見る側が意味を感じたり、考えたりしてくれるかなと思っています。

 

結果、ぬいぐるみともアートとも言いにくい

曖昧なジャンルの作品になりました。

この曖昧さが魅力でもあれば、欠点でもあるようですが。

 

↓ONCE-OVER【チラ見】

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では、今回はこのくらいで。