Talk about my works / no.2
ではでは、続きを。
私は今も建築デザインに関わっていますが、
私は『建築物』よりも『人』に、より興味がありました。
というよりも、思考の対象は最終的に『人』になると思います。
だから、作るものも『人』や『擬人化した動物』になってしまいました。
あるがままを作りたかったから、今の表現に至っています。
(このジャンルによく見られる、奇抜さや可愛さを強調するような表現は
なるべく排除して)
では、『あるがまま』を表現する為のポイントとは。
実は以下の2点だけです。
①顔や身体は左右対称ではない→ゆがんでる
②正面を向いていること(見ていること)はほとんどない
①について
目、耳、手、脚などは数は左右対称ですが
厳密な位置、長さなどは完全な対象ではないようです。
私の顔も完全な左右対称ではありません。
初めてメガネをかけた時、フレーム越しの目の位置が左右違っていて、
「メガネがゆがんでいる」と思っていましたが、
どのメガネをかけても同じ結果。
『人の身体は完全な左右対称ではない』という情報は知っていましたが、
実際自分自身の左右の目の位置が違っているという事実は
かなり衝撃だったのを覚えています。
②について
身体は正面を向いていても
正面を見据えていることって意外に少ない。
街に身を置けば、マンウォッチングや景色など、色々目移りするし。
逆にまっすぐ前しか見てない状態はなんだか人形の様で
かえって薄気味悪いかな?
『目は口ほどにものを言う』と言いますが、
まっすぐ見据えていないが為に、
それを見る側が意味を感じたり、考えたりしてくれるかなと思っています。
結果、ぬいぐるみともアートとも言いにくい
曖昧なジャンルの作品になりました。
この曖昧さが魅力でもあれば、欠点でもあるようですが。
↓ONCE-OVER【チラ見】
では、今回はこのくらいで。