Talk about my works / no.10
8日までの会期延長となった『creema×TSUTAYA』のイベントを
見ていただいたお客様、
ありがとうございました。
このイベントには都合で在廊できませんでしたが、
今後東京のイベントに参加するつもりですので、
みなさまとお会いしたいと思っております。
ではでは、本題に取りかかります。
前回は、
『私は制作において「自己表現」だけでなく「社会的意義」も求めている』
というところで終わりました。
なんだか大げさな言い方になってしまい恥ずかしいのですが、
単なる『リサイクル活動』です。
自己満足に過ぎません。
正直言いまして、
リサイクルを意識して人形制作を始めたのではありません。
人形制作というジャンルが
自分にとってなんなのかはっきりしないうちから
布を購入するのがもったいなかったから、
古着を使うことにしたのです。
臆病なんです。
でもよく考えると、服もばらせば立派な布ですからね。
制作には何の問題もありませんでした。
ここで余談をひとつ。
『リサイクル』=『エコ』と捉えがちですが、
決して同義語ではないことに気付いていますか?
本来は、『リサイクル』に努めることが『エコ』に繋がり、
『エコ』を実現する手段のひとつが『リサイクル』であるという関係だと思いますが、
今はうわべの言葉だけが一人歩きしている感じです。
本来の『エコ』は、モノを(無駄に)買わないことだと思いますが、
今のご時世、
『エコ』を謳うことで販促に繋げようとしている現状が目につきます。
でも、よく見て考えてみると
『リサイクル』や『エコ』が製品の魅力になっていることは、まずない。
やっぱり、モノそのものに魅力がないと。
例えば、
『このTシャツの売上げの一部を、環境保護団体に寄付します』
などを謳っている商品があったとして、
寄付したいから買う人っています?
Tシャツを気に入ることのほうが優先だと思いますが
いかがでしょうか?
先述のとおり、
私はリサイクルを意識していませんでしたが、
臆病であったがゆえに、手もとにあったものを利用することを考え、
結果、とても自然な流れで
『リサイクル』という社会性のある活動に繋がりました。
そしてこれが重要なのですが、
自分自身の活動の後ろ盾ができた気がしました。
これがなければ心が折れて
続けることが出来なくなってしまいそうです。
恵まれたと感じています。
次回は、
どのように展開しているのかをお話ししようかな?
次回までに考えておきます。
ではでは〜。
↓LONING FOR SUMMER.WE WANNA SURF!【夏が待ち遠しい。サーフィンしたい!】
※ サーフボードも、
ワインの木箱の蓋をバラして制作しました。