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Petit Labo 2014

Talk about my works / no.8

では続きです。

 

ぬいぐるみを作ることに決めたのはいいんですけど、

服以上に、どうやったらいいのか想像できません。

 

ところが、たまたま妻が持っていた本に

『ネコのぬいぐるみの作り方』が載っていて、

それを見て作ることにしました。

 

ザックリと書いてあったので簡単そうに見えたんですが、

始めてみると、全然簡単じゃねー!

そのぬいぐるみは、顔を作った後に

胴体へ両手、両足、しっぽ、頭を縫いつけなアカン。

「素人にこんなに付けさせますか!」

「スッゲー、めんどくさ!」

と、心で叫びながらの作業。

綿もどれくらい詰めたらいいのか、さっぱりわからない。

勘を頼りに、イライラしながら完成させた記憶があります。

 

結果は。

手足の位置や長さもバラバラで、出来はダメダメでしたけど、

いかにも『ダメなコ』的なカワイさが同情をかったのか、

母性をくすぐったのかはわかりませんが、

思いの外ウケました。

出来には不満でしたが、

喜んでくれたことに関しては

まあまあ嬉しかったのを覚えています。

 

服のリフォームとぬいぐるみ作りの両方をやって思ったこと。

苦労はしましたが、面白かった。

でも服は人の身体に触れますし、動きますし、

縫製がしっかりできていないと話になりませんが、

ぬいぐるみの場合は、

仮にゆがんでも『雰囲気がある』と解釈されることもある。

「これ、都合いいんちゃう?」と直感で感じた為

ぬいぐるみを選択し続けてみることにしましたが、

泥沼にはまり込んだかのように、

試行錯誤の連続が続くのでした・・・。

 

私、建築は独学です。

独学というとカッコイイのですが、現実は勉強が嫌いなだけなんです。

私はアマノジャクなところがあって、

モノやコトを斜めから見るクセがあります。

でも、理にかなっているモノ、コトにはめっぽう弱い。

建築において理にかなっているのは構造と歴史のみだと思った私は、

意匠やデザインについては自分の感性を磨くことで養おうと決めたんです。

ですから、ぬいぐるみづくりも我流です。

初めて作った、本に載ってたぬいぐるみは

私にとっては理にかなっていないことばかり。

イライラの原因はまさにこれなんです。

試行錯誤とは、

『理にかなったものをつくるには』

という、思考の追い込みと作業の連続です。

 

では、どんな答えを導きだしたのか。 

次回にまた。

 

↓KEEP COOL【落ち着いて】

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